いつもの道、ちがう角

傑作小説集

光文社文庫

松尾由美

2005年12月31日

光文社

502円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

越してきて間もない街。初めて曲がった角の向こうで、いつしか「私」は奇妙にねじれた世界に足を踏み入れていた(「いつもの道、ちがう角」)。気に入ったものたちを、そのままの姿で永遠に保存したいー一人の男の歪んだ欲望が招いた悪夢(「琥珀のなかの虫」)。ある環境団体が行っていた恐るべき儀式とは?(「窪地公園で」)。読む者を夢幻世界に誘うダーク・ファンタジーの傑作7編。

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