江戸の黒椿
川ばた同心御用扣5 連作時代小説
光文社文庫
西村望
2008年1月31日
光文社
607円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
亡父母の墓詣での帰り、おことは古着屋の見世先に、黒椿の花をあしらった母親の形見にそっくりの帯を見つけた。それは去年何者かに盗まれたもの。翌日、見世を訪ねるが売られた後で、思案の末、おことは訴えて出た。南町奉行所同心・秋山五六郎は、手下の半次やお富を使い、古着屋に帯を売りに来た女を探す(表題作)。江戸が情感豊かに息づく、人情味溢れる捕物帳。
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