ひなた
光文社文庫
吉田修一
2008年6月30日
光文社
616円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
新堂レイは有名ブランドHに就職したばかりの新人広報。彼女は、海で偶然再会した同級生の大路尚純と昨年夏から付き合っている。尚純は大学生。彼が両親と暮らす文京区小日向の家で、兄夫婦が同居をし始めたー。それぞれが関わり合って淡々とした日常を紡ぎだす。お互いに踏み込むことのできない「聖跡」を抱えながらもー。四人の視点で「春夏秋冬」を描き出す。
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茗荷谷に住む家族のそれぞれの目線での物語 母父次男で住んでいた家に急遽長男夫婦も住むことになり、、 そして次男の彼女もかかわり、しまいには長男の親友も住むという話。 それぞれの目線での微妙な心情の表現が「なんかわかるなぁ」とさせる。 特に長男嫁のケイコが次男にうちって上品な家族なのかな?って問に対しての 「上品ぶってないから上品なんじゃない?」という返しが秀逸で心に残ってる。 上品とか下品って比べる人ありきの言葉だから自分がその空間を当たり前と思ってたら気づけないよなぁ。 あと印象的なのがケイコの回想シーンの 主婦の母親がいう、「私がこの家にいられるのは父親に愛されているからで、愛されないといれないんだなぁ」という言葉。 漠然とした扶養家族の不安が映し出される言葉で胸にきた。 面倒をみてもらってるつもりはないけど扶養になるってことは事実そういうことだし家族ってのはほんとに信頼関係で成り立ってるなぁと。
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とめ
ガキ用の本?
読み続けられない。
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