天空剣の蒼風

連作時代小説

光文社文庫

牧秀彦

2008年8月31日

光文社

628円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

大川の東岸、「十万坪」と呼ばれる広大な野っ原。薄闇の中を荷船が進む。一行は米価の高騰を目論み、蔵米の不法投棄を企てていた。その悪行の一部始終を当代随一の絵師・葛飾北斎が見ていた。北斎は偉丈夫の本多誠四郎を見込んで、根津の裏店に居候を決め込む(「老絵師の目」)。辻番所を預かる老爺・留蔵、浪人・伊織と手を携え、誠四郎が悪を討つ!好評シリーズ中編集。

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