私の庭(蝦夷地篇 下)

光文社文庫

花村萬月

2012年1月31日

光文社

900円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

箱館で茂吉と別れた権介は、三本脚の白狼オイヌサマ、アイヌのパセクルと出会い山で暮らしていた。やがてパセクルの死を看取った権介は、羆との死闘で傷を負ったところをアイヌの娘イポカシに救われる。一方、剣の腕を見込まれた茂吉はヤクザの一家を構え、札幌にまでその勢力を伸ばす。アイヌに心を通わせた男と、無頼に生きる男。蝦夷地を舞台に迸る二人の運命を描く。

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