レジまでの推理

　本屋で起きる日常とお客様の疑問を解き明かす謎解き4編集。ミステリーだけに殺害事件とかないので読みやすく、本屋あるあるもたくさん出てきて面白い作品。一度は本屋で働いてみたいなと思う反面、最後の話のように切迫した経済状況が描かれて、図書館を利用する自分にとっては、申し訳なさが込み上げてきました。それでも「欲しい本があるからではなく、本屋さんそのものに行きたくて行く」この気持ちは忘れず、本屋に行きたいです。 　本屋さんを応援したくなり、また昔行ったことある本屋は、まだ経営してるのかなと考えちゃいました。 　ポップ姫のポップはどんなポップなのか興味がそそります。いつもポップを見る度にすごいなと圧巻の一言に尽きます。 　また最後の話で時系列が急に変わったため、混乱しましたが、読み進めると納得できた。 <心に残った文章> ・店長の手書きポップがついて、平積みで。それがすごく嬉しかったの。私以外にもちゃんとあの本の魅力を分かって、宣伝してくれる人がいる、って。 ・欲しい本があるからではなく、本屋さんそのものに行きたくて行く。

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