みちづれはいても、ひとり
寺地はるな
2017年10月16日
光文社
1,650円(税込)
小説・エッセイ
今は職を探している弓子39歳と独身で休職中の楓41歳。仕事もない、男ともうまくいかない二人が、行き場のない思いを抱え旅に出る。40女のロードノベル。
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どこに行くんだろう
starstarstarstar 4.5 2018年04月19日
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よかった。弓と楓がそれぞれ求めているもの、手に入らないもの。途中から出てくるシズさんという女性がまた強烈で、痛い。マキコさんもいい。自分の後悔をなかったことにせず、きちんと向き合っている。島という狭い世界での人間関係の中で生きている人たち。都会にいれば狭くないというわけではないけど、少なくとも知らない人たちの中に紛れることはできて、それは結構大きいと思う。
今まで読んだ『今日のハチミツ、明日の私』『ビオレタ』『架空の犬と嘘をつく猫』の中で一番好みだった。子供時代の葛藤を抱えた大人の、何かを求める物語。大人になったから何もかも手に入ることは全然なくて、寂しさもめちゃくちゃな生き方も標準装備なのが人生、とまとめると簡単過ぎるだろうか。でも結局、生きるのはいつでもどこでも大変、ということか。
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どこに行くんだろう
starstarstarstar 4.5 2018年04月19日
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よかった。弓と楓がそれぞれ求めているもの、手に入らないもの。途中から出てくるシズさんという女性がまた強烈で、痛い。マキコさんもいい。自分の後悔をなかったことにせず、きちんと向き合っている。島という狭い世界での人間関係の中で生きている人たち。都会にいれば狭くないというわけではないけど、少なくとも知らない人たちの中に紛れることはできて、それは結構大きいと思う。
今まで読んだ『今日のハチミツ、明日の私』『ビオレタ』『架空の犬と嘘をつく猫』の中で一番好みだった。子供時代の葛藤を抱えた大人の、何かを求める物語。大人になったから何もかも手に入ることは全然なくて、寂しさもめちゃくちゃな生き方も標準装備なのが人生、とまとめると簡単過ぎるだろうか。でも結局、生きるのはいつでもどこでも大変、ということか。
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いちごばばちゃん
(無題)
弓と宏基夫婦がチグハグ関係、義母とは仲良し、離婚前に逃げ出した夫を探す旅出る。夫の生まれ故郷の島にいく。
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