カッコウの卵は誰のもの
東野圭吾
2010年1月31日
光文社
1,760円(税込)
小説・エッセイ
親子の愛情に、揺さぶりがかけられる。覚悟を決めた父親は、試練にどう立ち向かうのか。父と娘、親子二代続けてのトップスキーヤー。娘の所属チームの研究者は、二人の遺伝子パターンを調べさせてほしいと考える。しかし、了承するわけにはいかない。父には、どうしても知られたくない秘密があった。娘が生まれた19年前からの忌まわしい秘密が。
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(無題)
旅のお供に気軽に読めるものとして本書を選んだのですが、5日かけてやっと読み終わりました。途中で何度も、読んだことがあると思いながら、最後まで読んでしまいました。やっぱり読んでましたね。 物語はと言えば、スキーの元日本代表である緋田に風美というスキーヤーの娘がおり、彼女の母親・智代は彼女が2歳になる前に自殺してしまったんですね。智代の自殺には、秘密がありました。智代の遺品を整理していた緋田は、智代が風美を出産する前に流産していたことを知ることになります。スキー競技遠征中の緋田には、無事女子出産の報が伝えられていました。だったら、風美は誰の子なのでしょうか?。苦悩しつつも愛情を注いだ娘は、彼をも凌ぐスキーヤーに成長しました。そんな二人の前に才能と遺伝子の関係を研究する科学者が現れます。彼への協力を拒みつつ、娘の出生の秘密を探ろうとする緋田。そんな中、風美の大会出場を妨害する脅迫者が現れるます。 読み終わって感じるのは、智代が夫の緋田の手前、流産したことを隠すため、長岡の病院から赤ん坊を盗んできたということを隠し、その罪悪感に耐えかねて自殺したことになっているのですが、結局、赤ん坊を盗んだのは智代の友達であり、智代はその友達の子供を預かって育てることになりましたが、そうであるならば、智代が自殺する必然性は全くないことになります。 ミステリーの楽しさは、次々と意表を突く物語の展開に読者が翻弄されることにありますが、私の場合は、ミステリーの謎解きが分かっていても楽しめたのですから、東野作品はレベルが高いといえるのでしょう。
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