
森の人々
ハニヤ・ヤナギハラ / 山田美明
2016年9月14日
光文社
2,200円(税込)
小説・エッセイ
1950年、若き免疫学者ペリーナは、人類学者の調査に同行して南洋のイヴ・イヴ島へと向かう。森の奥深くに住む部族と、集落から疎外されてその周囲を徘徊する人々を調査するうち、彼は驚くべき発見をする。それにより科学者として名声を手に入れたペリーナだが、そのことが島や彼自身の人生に恐ろしい代償を強いるのだった…実在の科学者をモデルにしながらも、作家独自の世界観を圧倒的筆力で描いた話題作。衝撃のデビュー作。
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toruo
(無題)
世界が注目する気鋭の作家!ということで手にとって見たのですが看板に偽り無しでした。 その昔、パプア・ニューギニアで現地人を調査してプリオンの存在をつきとめノーベル医学賞を受賞した学者がいて、養子にしてた現地の子供に性的虐待で訴えられて有罪になったという実在の人物がいた〜たまたま前に読んだプリオンの本に出てた!〜のだけどその話をまんま用いて書かれたノンフィクション。 有罪になった学者が刑務所で書いた自叙伝の形をとっていて、架空のミクロネシアの島国に舞台を置き換え、発見するものは不老不死の妙薬となっている。 このジャングルの原住民の生活、発見に至る過程、体は不老になるが知力はどんどん衰えてしまうという設定、ノーベル賞のせいでその発見が世界に知れ渡り無惨なまでに破壊される世界、といった描写が淡々と書かれており却って迫力がある。次作も楽しみな作家を知りました。
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