
利他主義と宗教
稲場圭信
2011年12月31日
弘文堂
1,870円(税込)
人文・思想・社会
東日本大震災、利他の心が動いた! いま、宗教の役割とは? 東日本大震災という未曾有の災害に、人々の中に眠っていた思いやり、お互いさまの感覚、共感する心が再生したのではないか。利他主義、他者への思いやりと実践に関する教えをもつ宗教が今こそ社会の崩壊の危機に際して果たせる大きな役割があるのではないか。日本と英国でフィールドワークを重ね、宗教と利他主義の関係を探ってきた気鋭の宗教学者が、研究の成果をかけて熱い思いを語る、宗教人、ボランティア必読の書。 I章 東日本大震災と宗教 震災における宗教団体の動き 救援の拠点としての宗教施設 阪神淡路大震災からの変化 宗教者・学者の連携の動き 心のケアと共感する力 II章 宗教的利他主義・社会貢献の可能性 利他主義 宗教的利他主義 宗教の社会貢献の定義と分類 ソーシャル・キャピタルとしての宗教 社会参加仏教 宗教的利他主義・社会貢献への期待 III章 宗教的利他主義の構造 利他主義のフィールドワーク JAとFWBOの社会的特性と価値観 利他主義の意味内容 利他的行動の動機 利他的精神の発達要因 シェアされるスピリチュアリティ 新宗教信仰者の利他主義 IV章 無自覚の宗教性と利他主義 ソーシャル・キャピタルとしての宗教への期待 現代の日本社会 日本人の意識構造 日本人の宗教性 ソーシャル・キャピタルとしての無自覚の宗教性 利他主義への契機を含む無自覚の宗教性 V章 宗教の社会貢献活動に関する文化・歴史的背景と法制度 社会貢献活動に関する文化的・歴史的背景 社会貢献活動に関する制度と宗教団体 宗教団体の社会貢献活動と社会的基盤 宗教NGO アメリカのチャリタブル・チョイス VI章 グローバル化とシェアすることの意味 現代都市の多民族的環境 多民族都市における信頼と憎悪 岐路に立つ多文化主義と市民社会 ハワイの宗教受容〜現地化する灯籠流し 終章 宗教的利他主義のゆくえ 利他行ネットワーク 教団の社会的関わりと方向性 公共性と宗教 阪神淡路大震災から東日本大震災へ 共感縁の誕生 現代社会 今、求められているもの
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