
民事訴訟法
伊藤真ファーストトラックシリーズ
伊藤塾
2015年3月31日
弘文堂
2,090円(税込)
人文・思想・社会
●法律学習のスタート地点に立つ読者に贈る、伊藤真の「民事訴訟法」入門書。 法律がむずかしいと感じてしまう大きな原因は3つあります。1つ目は勉強する量が多くて途中で挫折してしまうこと、2つ目は何が重要なのかがわからず全体が見えなくなること、3つ目は抽象的な議論が多いうえに使われる言葉もむずかしいこと。この3つを解決してしまえば、法律は実に楽しく勉強できるのです。 本書では、本当に重要なことだけに絞り込んで学習量を圧縮し、法律の全体像=幹にあたる部分を学べるよう適切なメリハリを付け、具体的なケースをもとにわかりやすい言葉で解説しています。 法律は、実体法と手続法とに大きく分けられます。実体法である民法や刑法は、なんとなくイメージもしやすいと思いますが、民事訴訟法や刑事訴訟法といった手続法は、手強そうに感じていませんか? まずは、この小さな本で、民事訴訟法という法律はどんなものなのか、訴訟ってどんなふうに進んでいくものなのか、未知なる世界をのぞいて見ることをお薦めします。 【あるCaseとAnswer】 |Case| コンビニ店長は源三に車を100万円で売りました。代金100万円は1年後に支払うという約束になっていました。ところが、車を売って1か月ほど経つと、源三は「ワシは車なんぞ買った覚えはない」と言い始めました。代金支払の期限まではまだ11か月ありますが、期限まで待ったとしても、源三は100万円を払いそうにありません。店長は、支払期限に100万円を払ってもらえるように、今訴えを起こすことができるでしょうか。 |Answer| 本書第8章2にあります 序 章 イントロダクションーー太郎、店長、その家族に絡む民事訴訟法のお話の始まり 第1章 ようこそ民事訴訟法の世界へーーオーラ(Hola)民事訴訟法 第2章 民事訴訟の基本原則ーー3つのカギとキーワード 第3章 裁判主体に関する問題ーーそうだ、裁判所に行こう! 第4章 当事者に関する問題ーー死者、犬、サークルでも訴訟ができるの? 第5章 訴えの提起ーー「訴えてやる!」 第6章 訴訟物と処分権主義ーーどんな訴訟をしようかな? 第7章 訴訟要件1当事者適格ーーだれが主役にふさわしい? 第8章 訴訟要件2訴えの利益ーーその訴訟、意味ありますか? 第9章 訴訟の審理と口頭弁論ーー負けられない戦いは、ここにある 第10章 審理の進行と当事者の訴訟行為ーースピードと真実発見のあいだ 第11章 弁論主義ーー当事者がしっかりしないと大変なことになる! 第12章 証拠総則・証明の対象ーー事実は認められるのか? 第13章 自由心証主義・証明責任ーー証明しなくちゃ信じてくれない! 第14章 証拠調べ手続ーー事実を明らかにする勝負どころ! 第15章 終局判決による訴訟終了1--「判決を言い渡す!」と、どうなるの?? 第16章 終局判決による訴訟終了2--既判力が生じるのは、主文で十分 第17章 終局判決による訴訟終了3--他人の訴訟は、だれも食わない 第18章 当事者の意思による訴訟終了ーー判決だけが解決の道じゃない 第19章 複雑訴訟ーー100個の請求、100人の原告 第20章 上訴・再審・特別手続ーー逆転ホームラン! 事項索引
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