いま私たちをつなぐもの

拡張現実時代の観光とメディア

山田 義裕 / 岡本 亮輔

2021年2月19日

弘文堂

3,850円(税込)

オンラインで旅する時代の観光学。  ソーシャルメディア隆盛の今日、旅先で撮影した“映える”写真のSNSへの投稿や、観光地やホテルに関する情報をトリップアドバイザーなどの口コミサイトで確認するのは当たり前の時代ーー。さらには新型コロナウィルスの感染拡大によるオンライン・ツーリズムの登場も手伝って、旅とメディアはより密接な関係を構築している。「拡張現実」をキーワードに、現代観光への新たな眼差しを提案する一冊。  序論 観光、メディア、そして拡張現実(山田義裕)   ◎第1部 観光とメディア  第1章 偶有性の触媒としての観光      --拡張現実時代の「共在」に関する一考察(山田義裕)  第2章 オンライン・ツーリズムと観光体験(鈴木謙介)  第3章 コンテンツツーリズムで読み解く拡張現実化する社会      --拡張し続ける物語世界とツーリズム実践について(山村高淑)  第4章 観光的巡礼の試みとスピリチュアル・ツーリズム      --「ながさき巡礼」を事例として(山中 弘) ◎第2部 マテリアリティとコンテンツ  第5章 1906年のコンテンツツーリズム      --牧師・山田寅之助の聖地旅行(岡本亮輔)  第6章 旧軍のバトルフィールド・ツーリズム      --人吉球磨の海軍遺産による観光振興の取り組みを中心に(内田純一)  第7章 オートモビリティと移動身体      --宮本常一におけるフィールドワークの〈速度〉と拡張現実(門田岳久)  第8章 スマートフォンの中のおみやげ      --縮減するマテリアリティと保持されるパフォーマンス(鈴木涼太郎) ◎第3部 パフォーマンスとコミュニケーション  第9章 変化し続ける都市の歴史的想像力      --地図とガイドブックから見た東京の風景(深澤晃平)  第10章 観光ルートを作る想像性と身体      --メディアとしてのマップ(田中孝枝)  第11章 サウンドツーリズム研究の可能性      --「都市ASMR」を事例に(金成玟)  第12章 分裂とつながり      --現代中国におけるムスリム・コミュニティの変容と生誕祭の活発化(奈良雅史)  第13章 仮想・拡張現実空間のピースツーリズムと当事者性(ファン デル ドゥース 瑠璃)

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

0

未指定

0

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください