科学知と人文知の接点

iPS細胞研究の倫理的課題を考える

山中 伸弥 / 京都大学iPS細胞研究所上廣倫理研究部門

2017年10月6日

弘文堂

3,850円(税込)

医学・薬学・看護学・歯科学

ゲノム編集技術の進歩とあいまって予想を超えるスピードで拡大するiPS細胞研究の最前線。次々に生じる思いもかけぬ倫理的課題。科学者と人文学者が各々の知をぶつけ合い、課題の克服に取り組む。 まえがきー社会におけるiPS細胞研究と倫理ー  山中伸弥  京都大学iPS細胞研究所所長 特別対談 幹細胞研究の倫理的課題  山中伸弥  京都大学iPS細胞研究所所長  島薗 進  上智大学グリーフケア研究所所長・東京大学名誉教授   司会・青野由利  毎日新聞社論説室特別編集委員 第1部 幹細胞研究の現場から iPS細胞研究の現状と展望  高須直子  京都大学iPS細胞研究所副所長 ブタに由来する臓器・組織の移植医療への応用と課題  長嶋比呂志  明治大学バイオリソース研究国際インスティテュート発生工学研究室代表 ヒト生殖細胞作製研究とその倫理的課題  斎藤通紀  京都大学大学院医学研究科機能微細形態学分野教授 第2部 iPS細胞研究所上廣倫理研究部門から iPS細胞の責任ある研究・イノベーションに向けたコミュニケーション  八代嘉美  京都大学iPS細胞研究所上廣倫理研究部門特定准教授 人ー動物キメラ胚研究における脳のヒト化の問題  澤井 努  京都大学iPS細胞研究所上廣倫理研究部門特定研究員 上廣倫理研究部門における研究活動と展望  藤田みさお  京都大学iPS細胞研究所上廣倫理研究部門部門長 第3部 オックスフォード大学の応用倫理学者から 幹細胞、遺伝子編集、正義  クリス・ギンジェル  ジュリアン・サヴァレスキュ  ロジャー・クリスプ 重度の先天性疾患の予防を目的とした出生前の幹細胞治療に伴う倫理的問題  ドミニク・ウィルキンソン  ジョナサン・ピュー  ガイ・カヘイン 幹細胞由来の配偶子、繰り返される体外での生殖、遺伝的親子関係  トーマス・ダグラス  カトリエン・デヴォルダー 第4部 国内の人文学者から 生命倫理学の方法ー公平性、障害、遺伝的親子関係の問題を題材にー  児玉 聡  京都大学文学研究科准教授 iPS細胞が高齢化社会に及ぼす影響ー公共政策の観点からー  広井良典  京都大学こころの未来研究センター教授 iPS細胞研究ー超高齢社会における臨床的意義と倫理的課題ー  会田薫子  東京大学大学院人文社会系研究科死生学・応用倫理センター上廣講座特任教授 第5部 政府・国際的視点から 科学技術イノベーション政策における科学知と人文知の融合ー日本における生命倫理の制度化を手がかりにー  星野利彦  内閣府政策統括官(科学技術イノベーション担当)付参事官 幹細胞研究の倫理的課題と展望ー国際的視点を交えてー  位田隆一  滋賀大学学長 あとがき  山極壽一  京都大学総長

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