
女侠客小町のお染
義と仁叢書
玉田玉秀斎
2016年1月25日
国書刊行会
2,750円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会
本書「女侠客 小町のお染」は、ヒロインお染が屈強な男達を手玉にとって大活躍する活劇である。主人公小町のお染は実在した人物ではなく講談師玉田玉秀斎による物語。明治42年(1904)の原本刊行当時は初版再版忽ち売切れという人気だった。侠客は江戸時代の封建社会の衰退とともに生まれた。本書に描かれる小町のお染は、侠客の研究の第一人者・白柳秀湖の分類によれば、侠客の最後の類型〈博徒/義賊〉にあてはまる。義賊としては鼠小僧次郎吉が有名だが、お染のモデルとなったのはおそらく「奴の小万」として知られた実在の人物で、お染の柔術・剣術の達人という人物像は小万のものでもある。 度胸と美貌を兼ね備えたお染は、腕っ節は強いが頭は回らないお調子者の黒船忠次をお供に、旅の先々で様々な困難に遭いながら、悪党がいかさま賭博など不正な手段によって得た金を奪い、貧しい者、困っている者に惜しみなく分け与える。お染には、「弱きを助け強きをくじく」という庶民が求める侠客の理想像が投影されている。気楽に楽しめる股旅痛快時代劇。
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