
現代を知るための文学20
狩野良規
2020年3月24日
国書刊行会
2,860円(税込)
人文・思想・社会
「で、先生、いったい文学って何なんでしょう?」--飲み会での学生の一言から、根源的な問いへの答え探しが始まった。ゆりかごから墓場までエンタメまみれの現代、エンタメとはひと味違う本を読みたくなった時のプロモーション・ブックにして攻略本。 * 「忙しさの合間に読む文学作品は、答えがないのに、いや、答えがないゆえに、我々が自分の魂と問答するためのよきカウンセラー役を果たしてくれる。自分の腹に落ちてくる答えは、結局己の心の中にしか存在しない。それを自ら発見するための触媒であり、同時によき見守り役にもなってくれるのが、文学ではないだろうか。」(本書より) 【収録内容】 第1章 おゝ、現代 1 ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』 2 マクシム・ゴーリキー『どん底』 3 芥川龍之介「藪の中」 第2章 未来と科学 4 スタニスワフ・レム『ソラリス』 5 オールダス・ハクスリー『すばらしい新世界』 6 ベルトルト・ブレヒト『ガリレイの生涯』 第3章 不条理 7 ウジェーヌ・イヨネスコ『授業』 8 フランツ・カフカ『変身』 9 アルベール・カミュ『異邦人』 第4章 近代 10 E・M・フォースター『インドへの道』 11 魯迅「狂人日記」、「阿Q正伝」他 12 城山三郎『落日燃ゆ』 13 つかこうへい『熱海殺人事件』 第5章 個人 14 アントン・チェーホフ『かもめ』 15 ヘンリク・イプセン『ヘッダ・ガブラー』 16 テネシー・ウィリアムズ『欲望という名の電車』 17 石垣りん「表札」他 第6章 先進国病 18 ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』 19 J・D・サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』 20 ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』 はじめに 第1章 おゝ、現代 1 ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』 2 マクシム・ゴーリキー『どん底』 3 芥川龍之介「藪の中」 第2章 未来と科学 4 スタニスワフ・レム『ソラリス』 5 オールダス・ハクスリー『すばらしい新世界』 6 ベルトルト・ブレヒト『ガリレイの生涯』 第3章 不条理 7 ウジェーヌ・イヨネスコ『授業』 8 フランツ・カフカ『変身』 9 アルベール・カミュ『異邦人』 第4章 近代 10 E・M・フォースター『インドへの道』 11 魯迅「狂人日記」、「阿Q正伝」他 12 城山三郎『落日燃ゆ』 13 つかこうへい『熱海殺人事件』 第5章 個人 14 アントン・チェーホフ『かもめ』 15 ヘンリク・イプセン『ヘッダ・ガブラー』 16 テネシー・ウィリアムズ『欲望という名の電車』 17 石垣りん「表札」他 第6章 先進国病 18 ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』 19 J・D・サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』 20 ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』 注 おわりに 文献名索引 人名索引
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