
ラスト・ストーリーズ
ウィリアム・トレヴァー / 栩木伸明
2020年8月11日
国書刊行会
2,640円(税込)
小説・エッセイ
2016年に惜しくも逝去した名匠トレヴァー、最後の短篇集がついに登場。妻の死を受け入れられない男と未亡人暮らしを楽しもうとする女、それぞれの人生が交錯する「ミセス・クラスソープ」、一人の男を愛した幼馴染の女二人が再会する「カフェ・ダライアで」、ストーカー話が被害者と加害者の立場から巧みに描かれる「世間話」、記憶障害をもった絵画修復士が町をさまよい一人の娼婦と出会って生まれる奇跡「ジョットの天使たち」など、ストーリーテリングの妙味と人間観察の精細さが頂点に達した全10篇収録。 ピアノ教師の生徒 足の不自由な男 カフェ・ダライアで ミスター・レーヴンズウッドを丸め込もうとする話 ミセス・クラスソープ 身元不明の娘 世間話 ジョットの天使たち 冬の牧歌 女たち 訳者あとがき
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toruo
(無題)
タイトルからそういうことか、とは思っていたが2016年に亡くなったアイルランドの短編小説の大家のこれが遺作ということになるらしい。たまたま手にとって見て素晴らしさに魅了され邦訳を片っ端から読んだがついに最後と言われると手に取りたくないような気もしたのだが...。 一般的に短編集となるとこれはちょっと...みたいなのが入っていたりするのが常だけどこの作者に限っては駄作が一つもない。なにか大事件が起こったりするのは稀でどちらかというと日常が淡々と進んでいく中のちょっとした引っかかりみたいなのとか、これはそもそもどういうこと?とちょっとページを戻ったりという感じのものがほとんどなのだけど訳のわからないつまらないものを読まさせられた、という感想を持ったものが一作も記憶にない。これからもしかしたら邦訳されていなかったものが出てきたり未発表の原稿が出てくるのかも知れないし是非そうなってほしい。とにかく一度読んでみてとしか言えないけれど本当に素晴らしい作家。おすすめです。
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