
空海「秘蔵宝鑰」をよむ
福田亮成
2020年9月25日
国書刊行会
3,520円(税込)
人文・思想・社会
宗教心を10段階に分け、心の深展を論究し、最終段階(密教)の扉を開く。天長年間(824〜834)、淳和天皇の勅令により提出された教義書『秘蔵宝鑰』。真言密教の開祖・空海が到達した密教の奥義であり、空海自身の精神遍歴をまとめたものでもある『秘蔵宝鑰』をわかりやすく解説。本書の内容は、NHKラジオ「宗教の時間」で、2008年4月から2009年3月まで、1年間にわたって放送されたものである。書籍化にあたり小見出しを付け、関連する12のテーマのコラムを加えた。 はじめに 空海思想を勉強するためのガイド 1 空海の時間と空間 2 『秘蔵宝鑰』-その著述目的と概要ー 3 第一 異生羝羊心 -動物的生活に終始する心 4 第二 愚童持斎心 -自ら反省し、他人に施す心 5 第三 嬰童無畏心 -死後天に生れると信じて安心する心 6 第四 唯薀無我心 すべての存在は五要素のみであるとする心 7 第五 抜業因種心 -迷いの種子を引き抜こうとする心 8 第六 他縁大乗心 -わけへだてることなく大慈悲心をふりそそぐ心 9 第七 覚心不生心 -すべてのとらわれから解放される心 10 第八 如実一道心 -すべてが清浄であり、障りがないものと観ずる心 11 第九 極無自性心 -真実の世界でさえもうつろうものと観ずる心 12 第十 秘密荘厳心 -秘密荘厳の扉を開く心 【コラム】 1 空海とグローバルスタンダード 2 『秘蔵宝鑰』と天長六本宗書 3 第一と第十 4 異文化との出会い 1「仏教と儒教」 5 バラモン教と仏教 6 王法と仏法と四恩 7 『大日経』との出会い 8 「唯識三年、倶舎八年」と法相宗 9 『大乗三論大義鈔』 10 異文化との出会い 2「仏教と神道」 11 「十住心体系」と「レイヤー」 12 空海の十住心体系の構想はいつからか 要語解説 弘法大師=空海年譜 あとがき
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