
マーガレット・フラー
新しい女性の生き方
メーガン・マーシャル / 伊藤淑子
2024年2月28日
国書刊行会
4,950円(税込)
人文・思想・社会
ピューリッツア賞受賞! 19世紀に女性の新しい生き方を示した、マーガレット・フラー伝。 40年の生涯が、日記や手紙や著作に記されたマーガレット自身の言葉を丹念に紡いで活き活きと現代に蘇る。幼いマーガレットの早熟な知性、誇り、喜び、孤独、悲しみが描きだされ、思春期の恋や戸惑いが浮き彫りに。 女性の社会進出の道が閉ざされていることへの苛立ちは、新しい生き方を求めるマーガレットの原動力となった。 超絶主義の思潮に鍛えられたマーガレットは、理想の社会の出現を期待し、『19世紀の女性』でアメリカのフェミニズムの言説を切り拓き、『ニューヨーク・トリビューン』紙の記者となり、初の女性海外特派員としてヨーロッパに向かう。 マーガレットはつねに時代の先を生きた。イタリアでローマ共和国の一時的な成立を目撃したあと、アメリカに帰国する途上で、ニューヨークを目前にしながら嵐に遭遇し、海に消えたマーガレットの未完の人生に、著者は命を吹きこむ。マーガレットの勇気、決断、信念は、時代を超えて、みずからの人生を切り拓く意味を力強く訴える。 【目次】 日本語版に寄せて プロローグ 1 子ども時代 1 三通の手紙 2 エレン・キルショー 3 作文「できると信じる者ができる」 4 マリアナ 2 ケンブリッジ 5 若き女性の友人たち 6 親和力 3 グロトンとプロヴィデンス 7 「私の心にふさわしい家はない」 8 「生きかえって」 9 「私の意見を試して」 4 コンコード、ボストン、ジャマイカ・プレイン 10 「私たちは何をするために生まれたのか」 11 「トランセンデンタリズムの信条」 12 コミュニティと協定 13 「もっとも新しい新世界」 5 ニューヨーク 14 「太陽を浴びて人生の最高点に」 15 「毎日︑紙の翼で飛んで」 16 「私自身の秘密と同じ、人間の秘密」 6 ヨーロッパ 17 ベンローモンドで迷子になって 18 「私の精神のなかで大きくなるローマ」 19 「私という存在からすべて誕生した存在」 7 アメリカに向かって 20 「より完全に、より真実に、生きた」 21 「幸運な風は吹かない」 エピローグ 「親愛なる嵐のあとに」 謝辞 訳者あとがき 原注 索引
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