播磨西国三十三カ寺巡礼
藤木明子 / 北村泰生
1998年10月31日
神戸新聞総合出版センター
1,870円(税込)
人文・思想・社会
三十三体の化身となって悩める衆生を救うという観音さまは、あらゆるみ仏の中でも私たちにとって最も身近なみ仏といえるでしょう。その観音の霊験あらたかな西国三十三ヵ寺観音霊場に対して、近畿地方を一巡する長大な巡礼がかなわぬ足弱の女、子供、老人のために、江戸時代、姫路慶雲寺の南室禅師が本西国にならって播磨西国観音霊場を選びました。いずれも江戸時代は御朱印寺として栄えた古寺名刹ばかりです。本書は、昭和五十九年に発刊した同題書の改装新版です。今回は「花しるべ」をつけ加えて、各寺の四季の景観とともに咲く花の趣も愛でていただくことになりました。
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