
茶聖
伊東潤
2020年2月29日
幻冬舎
2,090円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会
真の芸術家か、戦国最大のフィクサーかー。「茶の湯」という一大文化を完成させ、天下人・豊臣秀吉の側近くに仕えた千利休。その謎めいた心根と切腹の真相に迫る歴史大河ロマン。
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toruo
(無題)
個人的にはいわゆる歴史小説の作家の中では当代一と思っている人の利休ものとあれば手に取らざるを得まい、という感じで。歴史ものだと最近はあまり人が取り上げないニッチな人物や時代を取り上げる人が多い印象でこの作者も初期は後北条家ものが多かった気がするがここに来てかなり骨太にいわば手垢のついた人物を取り上げられているように思う。利休なんかもそうで特にその死にざまが異様なだけにいろんな解釈の作品がある中で果たしてどんなふうに描いているのかという興味があったのだが...いやもう流石ですという他ないですね、史実はこうだったのでは、とすら思わせられた。革命的な天才である信長が武士の世の次を見越していわば文化で世を統べようと思い立ったその推進役として、また信長の思想をいわば丸パクリした秀吉の別の顔として活躍し自らの理想に殉じた男としての利休を見事に描いている。見事でした。面白かった。
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