婿どの相逢席
西條 奈加
2021年6月30日
幻冬舎
1,760円(税込)
小説・エッセイ
祝言の翌日に、隠居の申し渡し⁉ 小さな楊枝屋の四男坊・鈴之助は、相思相愛のお千瀬の生家、大店の仕出屋『逢見屋』にめでたく婿入り。誰もが羨む逆玉婚のつもりが…… 「鈴之助、今日からはおまえも、立場上は逢見屋の若主人です。ですが、それはあくまで建前のみ。何事も、最初が肝心ですからね。婿どのにも、しかと伝えておきます」 鈴之助の物問いたげな表情に応えてくれたのは、上座にいる義母のお寿佐であった。 「この逢見屋は代々、女が家を継ぎ、女将として店を差配してきました。つまり、ここにいる大女将と、女将の私、そして若女将のお千瀬が、いわばこの家の主人です」(本文より) 与えられた境遇を受け入れ、商いの切り盛りに思い悩むお千瀬を陰で支える鈴之助。 “婿どの”の秘めた矜持と揺るぎない家族愛は、やがて『逢見屋』に奇跡を呼び起こす……。
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ななここ
ほっこりしつつ。
時代物でほっこりさせつつ、働くとは何ぞや?常識って?当たり前って?という所も書かれていて現代にも通じる話です。 表紙的に暗い追い詰められた感じにはならないと思っていましたが、入り婿の鈴之助の柔軟性もあり良い終わり方になっています。 個人的に表紙の鈴之助さんは染谷将太さんに似てると思う。
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