ノーサラリーマン・ノークライ

ボクは合併で大きくなった銀行に勤めている。でも合併された側で、出身大学によるカースト制度の選別ではランク３。大プロジェクトに参加したこともない程度の社員。いつも辞めたいと思うけれど、なぜか頑張ってしまう…。それはきっと、ボクがサラリーマンだからだ。将来の不安と夢に揺れる若者を鮮烈に描くサラリーマン青春小説の快作。