椿と花水木(上)

万次郎の生涯

幻冬舎文庫

津本陽

2009年2月28日

幻冬舎

880円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

土佐国中ノ浜村の貧家に生まれた万次郎は、ある日、乗り込んだ漁船が遭難、太平洋の無人島に漂着する。島での暮らしは言語に絶したが、彼の生への執念は天に通じた。百数十日後、大海原に船影がー。それは、生まれて初めて目にする異国船の異容な姿であった。幕末動乱期に活躍した国際人・ジョン万次郎の波瀾の生涯を描く壮大な歴史ロマン。

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Readeeユーザー

(無題)

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4.8 2023年05月24日

アメリカ人のプロテスタント船長に拾ってもらえなかったらジョン万次郎はあり得ない、という意味で、キリスト教の懐の深さ、ピューリタンの純粋さを感じた。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstar 4.0 2021年11月20日

ジョン万次郎の生涯をたどった伝記的小説。上巻は万次郎および中ノ浜村の漁師らが無人島に漂着しアメリカの捕鯨船に助けられ、万次郎のみアメリカに渡航、教育を受け捕鯨船での初航海を経験するところまでが描かれている。表題にある椿と花水木は万次郎が妻のキャサリンともうけた子どもに付ける予定でいた植物の名(男の子ならドッグウッド、女の子ならカミーリア)にちなんでいる。この作家の長編小説は初めて読むが、かなり読みやすい。

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あめさと

(無題)

starstarstarstar 4.0 2021年07月10日

ジョン万次郎の生涯をたどった伝記的小説。上巻は万次郎および中ノ浜村の漁師らが無人島に漂着しアメリカの捕鯨船に助けられ、万次郎のみアメリカに渡航、教育を受け捕鯨船での初航海を経験するところまでが描かれている。表題にある椿と花水木は万次郎が妻のキャサリンともうけた子どもに付ける予定でいた植物の名(男の子ならドッグウッド、女の子ならカミーリア)にちなんでいる。この作家の長編小説は初めて読むが、かなり読みやすい。

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