
新しい靴を買わなくちゃ
幻冬舎文庫
北川悦吏子
2012年7月31日
幻冬舎
502円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
妹とパリを旅するはずが、到着早々置き去りにされ、呆然と立ちすくむセン。そこに偶然通りかかったパリ在住の日本人女性・アオイは、センが落としたパスポートで足を滑らせ転んでしまう。ヒールを折ってしまったアオイと、パスポートを破損してしまったセン。靴が導いた、恋に迷う女と道に迷う男の運命の恋。おとぎ話のような三日間が始まった。
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魔法のよう
【魔法(めまい)のような、永遠の3日間】 妹のスズメにパリに行くからついてきてくれと、ひっぱって連れてこられたパリのセーヌ河の横で、じゃあねっと、ポイっと妹に捨てられたセン。泊まるホテルの名前も忘れ途方に暮れる。そこに偶然通りかかったパリ在住のフリーライターのアオイは、センが落としたパスポートを踏んで足を滑らせ転んでしまう。ヒールを折ってしまったアオイ、パスポートを破損してしまったセン。靴が導いた、恋に迷う女と道に迷う男の、おとぎ話のような3日間が始まる。 パスポートをなんとかしないと3日後に日本に帰れない・・・大使館の場所を教えてあげたり、大使館で渡航書が手に入ったというお礼の電話があったときに、泊まるホテルの名前がわからない・・・情報は部屋にフルーツが飾ってあるのではなくて有名なおいしいお菓子が飾ってあることだけ・・・以前取材したことのあるお菓子だったのでホテルの名前を教えてあげたけどセンが覚えきれなくて、電話で道案内してあげたり。ホテルに到着しましたと電話でお礼を言うと、目の前に彼女がいた。 ちょっとズレてて可愛い年下の男の子と、綺麗な年上のお姉さん。 なんだかんだで、3日間ずっと一緒にいることに。Easter in paris。 「僕は、アオイさんのいうことは、たいてい何だって聞くんですよ」 そう言い残したセン。永遠と思えるような3日間が終わり、そのあとは普通の日常が訪れる。センは日本でカメラマンの仕事、アオイはパリでフリーライターの仕事。あれは夢だったのかしら?そう思えるようになったころ、アオイのもとに国際小荷物が届く。それは、手紙と、新しい靴。とびきり綺麗な新しい靴。センはどんな思いでこの靴を選んだのだろう。期待してもいいのだろうか。まだそれは恋といえるものかどうかわからないけれど。自然と笑みがこぼれてくる、可愛くてキュートな物語です。
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