
漁港の肉子ちゃん
幻冬舎文庫
西加奈子
2021年1月4日
幻冬舎
660円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
男にだまされた母・肉子ちゃんと一緒に、流れ着いた北の町。肉子ちゃんは漁港の焼肉屋で働いている。太っていて不細工で、明るいーキクりんは、そんなお母さんが最近少し恥ずかしい。ちゃんとした大人なんて一人もいない。それでもみんな生きている。港町に生きる肉子ちゃん母娘と人々の息づかいを活き活きと描き、そっと勇気をくれる傑作。
みんなの評価(105)
starstarstar読みたい
84
未読
96
読書中
9
既読
798
未指定
567
書店員レビュー(1)書店員レビュー一覧
みんなのレビュー (7)
分かるなぁキクリン(子供)の心情。。。
漁港にある焼き肉屋で住み込みの仕事をする 肉子ちゃんとその娘キクリンの話 話はキクリン視点で進んでいくけど 物語の中心は肉子ちゃん 底抜けに明るくて、バカで、うるさくて、けど憎めない肉子ちゃん キクリン視点での分かるなぁというのか 大人で憧れていた鍵屋のマキさん これがブラックコーヒー飲んで大人だなとか、話すだけで最初は緊張していたのに いざ話してみたら東京に劣等感を抱いていて、そこまで大人じゃなくて、なんか悲しくなるとか クラスの女子のいざこざをとおして 自分は傷つかないように実は遠慮しているだけだったり。。 その遠慮は盲腸を我慢して焼き肉屋の主人のさっさんに叱られるのにもつながる。 なんか冷静に周りを見ているけど、結局は自分を出せていないだけだなぁというのが自分に重ねられた 最後の血が繋がっていないの打ち明けてからの 肉子ちゃんみたいには絶対なりたくないけと大好き これがすべてでしたね。 血はつながってなくても家族だし 底抜けに明るい人の周りにやっといい人が集まったなと。。 かなりよかった
全部を表示ー部を表示いいね0件
close

ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
X

LINE
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
橘薫
肉子ちゃん😭
一応、子どもであるキクりんの視点で書かれてはいるけれども、小学校高学年の子でこういう子いるかなぁ?なんていう疑問も、読み進めるうちに納得してしまう不思議な力。 肉子ちゃんという、今なら境界の人なんだろうなぁ、と思わせる、朗らかで純真でお人よしな人と暮らしていると、大人びざるを得ないだろう。 みんなみんな幸せになれー!っという気持ちになれました。
全部を表示
いいね0件