
ここは退屈迎えに来て
幻冬舎文庫
山内 マリコ
2014年4月30日
幻冬舎
649円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
そばにいても離れていても、私の心はいつも君を呼んでいる──。ありふれた地方都市で青春を過ごす、8人の女の子。居場所を探す繊細な心模様を、クールな筆致で鮮やかに描いた傑作連作小説。
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地方都市で生きる女性たちの連作短編小説集
starstarstarstar 4.5 2022年10月11日
star
地方都市で生きる女性たちの連作短編小説集
『地方都市のタラリピンスキー』
ゆうこが憧れだった男子と再開するお話。思い返して、話しかけて、切ない気持ちになるお話。でもそのなかに、小説でしかできない叙述トリックなどんでん返しが待ってる(男だった)
『ローファ娘は体なんか売らない』
端からみたら許されない男性との恋のお話。学生時代に純粋に人を好きだった気持ち、恋がかなわなかった時の切ない気持ちを感じる。手の届かない人への恋い焦がれる、憧れる気持ちを思い出す
昔は仲良かったけど、今は連絡の取れない好きな人だったり。
共通キャラは、キラキラした椎名くん。
椎名くんを憧れてる女の子たちのお話。
椎名くんは、どんな学校にも居たであろう、イケメンで、女の子慣れしていて、サッカー部で、誰からも愛される男の子。
学生時代の切なさを助長させる作品。
16歳でやろうと思ってたのに一度も目を覚ませなかった皮肉。
表現メモ
中学のとき好きだった彼ってちょっと特別。彼らはあたしたちが潔白だったときの象徴。
目があっただけでもときめきで死んでしまいそうな、眩しすぎる青春スター。彼らは手の届かない憧憬のスターとして心の神棚に奉ってあった。
セックスは生活に欠かすことのできない愉しみであり、厄介ごとの火種でもある。得たいのしれないもの。
今、このタイミングで自転車の後ろに乗せてくれたらなあ。
男の人がそんなに都合よく、女の子の頭を撫でたりなんかしない。
朝子だけが暮らす、朝子だけの部屋。彼女の人生は始まったばかり。
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U8
(無題)
『あんなんだったら1人でやってる方がまだマシだよ。もう2度とやりたくない。だからね、薫ちゃんもしなくていいよ』 この人の言葉は僕には何も分からない女性って存在を、恐るに足らないって気にさせてくれますね。でも、それでも僕たちは女の子が大好きなのです。
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