完璧な母親

幻冬舎文庫

まさきとしか

2016年12月6日

幻冬舎

759円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

流産を重ね授かった最愛の息子が池で溺死。絶望の淵で母親の知可子は、息子を産み直すことを思いつく。同じ誕生日に産んだ妹に兄の名を付け、毎年ケーキに兄の歳の数の蝋燭を立て祝う妻の狂気に夫は怯えるが、知可子は歪な“完璧な母親”を目指し続ける。そんな中「あなたの子供は幸せでしょうか」と書かれた手紙がー。母の愛こそ最大のミステリ。

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みんなのレビュー (3)

HONAMI

一番近くて遠い関係

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3.8 2022年05月19日

おぉぅ……🥺そうだったのかい、なんか切ねぇな😮‍💨最初は狂った母親のやばい人生だけの話かと思ったら、色んな他人が沢山でてきて、8割読んでもまだなにも繋がらないし、おいおいあと2割で話終われっか?ページ数足りっか?と余計な心配をしつつ、最後の最後でやっとつながったー😮‍💨なるほどなぁ、そゆことかー😮‍💨という感じ。愛されてないような、罪悪感のようなものって親子の間で誰しも感じることあるんじゃないかな。でも、親子も他者。愛せるとこもあればそうでないとこもあって当然。親子って近いのにわからない。

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Readeeユーザー

(無題)

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3.8 2020年02月01日

タイトルに惹かれて手に取り、恐る恐る読んだけれど最後までミステリーなのかホラーなのがはっきりしないまま…わが子を不幸な事故で失った母親の常軌を外れた行動に哀れみを感じながらもその家族それぞれの気持ち、そして真相が少しづつ明らかになっていく。 実話にもとづいていそうなリアリティもあり読後に重たく、暗い気持ちになるけどそこがまた読みたくなる不思議な作品だった。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstar 4.0 2022年03月14日

母親系の話ってなんかドロドロしてそうで面白そうだな〜と思って、題名で引き込まれて即購入! 「自分の中が空洞であることが感じられ」とか「からっぽの体に熱い血が流れ出すのを感じた」とかの自分の体が感じたことの表現方法が多く、少し独特で想像するのが難しかった! 最後のオチは全てが静かに繋がる感じがした!

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