人魚の眠る家

幻冬舎文庫

東野 圭吾

2018年5月30日

幻冬舎

869円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。娘がプールで溺れたー。病院で彼等を待っていたのは、“おそらく脳死”という残酷な現実。一旦は受け入れた二人だったが、娘との別れの直前に翻意。医師も驚く方法で娘との生活を続けることを決意する。狂気とも言える薫子の愛に周囲は翻弄されていく。

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みんなのレビュー (13)

ma

(無題)

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4.7 2020年02月15日

「この世には狂ってでも守らなきゃいけないものがある。そして子供のために狂えるのは母親だけなの」「もし生人が同じことになったら、きっとまた私は狂う」

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yossy5959

本に対してではなく

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4.7 2023年06月14日

感動しました 人の死?を通じておりなす人間模様 この作家は天才と思いました

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タツヤ

(無題)

-- 2021年11月06日

初めて読んだ時は壮絶だった この子を殺しても殺人とはならないかどうかのところはもうページが止まらない

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Readeeユーザー

【愛する人が目を覚まさないと知ったら・・・どうしますか】

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4.6 2021年01月15日

心臓が動いているのに、脳が動いていない。心臓が止まるのは数時間後か数日後か数年後か…わかりません、どうしますか。ある日突然そう医師から告げられたら、困惑するだろう。心臓が動いているのに・・・と。 ある夫婦のもとに、小学校に上がる前の娘がプールで溺れたと、突然悲報が届いた。彼らを待っていたのは、「おそらく脳死」という曖昧で残酷な現実。脳死は脳死判定を二回おこなって、そこで初めて脳死となる。脳死判定とは、臓器を移植するために必要な判定だ。臓器を移植するには心臓が動いている状態で、臓器が生きている状態でないといけないらしい。脳波がなくなった時点で、臓器移植の意思があるかどうかを聞かれる。残された家族にはたまったものではないだろう。心臓が動いているのに、なぜ?まだ生きているのになぜ?と。 だから、運ばれた時点で脳波がなかった場合、医師は、「おそらく脳死」という表現しかできないのだ。二人は一旦死を受け入れたが、別れの直前に手が反射反応で動いたせいで、直前に翻意。「娘は生きています」と。最先端技術を採用し、医師も驚く方法で、娘との生活を続けることを決意する。狂気ともいえる深い深い愛情。最後には涙涙涙。ここまで愛された子供はきっと幸せな最後の時間を過ごしただろうと思う。それがどういう形でさえ。 一番心に刺さったのは、帯にもあるように、 「娘を殺したのは私でしょうか。」 と問う言葉。その言葉に答えられるのは、今の日本には誰も存在しないでしょう。法律自体があやふやなのだから。何をもって死なのか。深く考えさせられる一冊でした。

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50嵐

(無題)

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3.8 2020年07月24日

ラストが良い。 そこに繋げて回収するかという驚き。

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YUMO

最後は納得かな

-- 2020年03月30日

このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る

Readeeユーザー

子を思う母の狂気

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3.6 2020年03月14日

毎度社会問題をよく調べて課題提起してくると感心させられる。

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Readeeユーザー

(無題)

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2.5 2020年02月05日

プールで溺れて脳死状態になった娘を最新のテクノロジーを使って延命させる話。 ラストは少しファンタジーが入っているけど、本当に起こりそうと思ってしまう。

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Readeeユーザー

ちょっと怖くてちょっと温かい

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3.6 2019年10月12日

死とは何か、 愛情とは何かを考えさせられる本 母の気持ちも周りの気持ちも 共感できる部分もあるし、 現実的にありえそうでちょっと怖かった。

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みんとぐりーん

脳死問題

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4.2 2019年06月21日

死ぬこと、生きていることの定義とは。正解のない様々な考え方。たぶん同じ人でも、おかれた状況に寄って答えが変わるだろう。 途中イライラモヤモヤしたりもしたが、最後は各々が納得したり、受け入れたりして、未来のある素敵なエンディングだった。 序盤、千鶴子に感情移入してしまい、胸が張り裂けそうだった。 登場人物にとっては必要なねんげつだったのだろう。

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Readeeユーザー

考えさせられる

starstarstarstar 4.0 2019年06月04日

・母の偉大さ ・人の死とは ・価値観の違いを認める必要 を感じた、考えさせられた一冊

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Readeeユーザー

死とは、、、、

starstarstarstar 4.0 2019年05月10日

狂気と言えば狂気に映る。 しかし、覚悟を持った狂気は深い。 本当に深い。 子を持つ親として、父親として深く考えた。

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しい

(無題)

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3.7 2019年02月08日

脳死になった娘を持つ母親の葛藤がよく描かれてると思います。どうにか生かしたい、でも脳死を受け入れることでドナーになることで、助かる命がいくつもある、そのアンビバレントな感情が東野さんらしく描かれてるなーと思います。 こことここがこう繋がったのかーと。 映画化も見ましたが、原作とちょっと違います。でもどちらも良かったです!!

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