
二人の男
高木栄
2018年4月30日
幻冬舎メディアコンサルティング
1,210円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会
岩手県葛巻町。千メートル級の山々に囲まれたこの僻地の町は、耕作できる土地も乏しく、寒冷な気候のためこれといった農産物もなく、人々は林業や牧畜により生計を立ててきた。ゴルフ場やスキー場といった開発の話も来ないし、温泉が出る地でもない。若者は仕事を求めて町を出て、三人に一人以上は高齢者となり、人口はピーク時の半分以下に落ち込んでいく。町役場の畜産担当の中村哲雄と林業担当の鈴木重男は、町長の命により、「酪農とワインの町」の生死を掛けた一大事業に挑む!そして、ミルクとワインとクリーンエネルギーの町づくりへーなぜ、「考えられないほど貧乏な町」が、「考えられないほど大規模な事業」に成功したのか?当事者への執念深い取材によって、町が生まれ変わるまでの43年間を明らかにした、感動のノンフィクション。
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