だんじり認知症サポーターの軌跡

川端 徹

2024年7月31日

幻冬舎

990円(税込)

人文・思想・社会

だんじりで認知症サポート! 増えるお年寄りを地域全体でサポートするにはどうすればいいのか? 地域の伝統行事と認知症サポートを絡めた活動の軌跡。 認知症患者とその家族の社会的孤立が問題視されています。しかし全国どの自治体も有効な解決策を打ち出すことができていません。 そうしたなか、大阪府泉大津市で脳神経内科クリニックを運営し、認知症サポート医として活動する著者は、だんじり祭でできた強い地域住民同士のつながりを活かして認知症サポーターを増やす取り組みを行っています。 彼らは「だんじり認知症サポーター」と呼ばれ、泉州を中心に大阪府下に広がり2550人の輪になっています。また、サポーターと住民が一緒になって見守るネットワークの構築や交流の場の設置なども各地で進んでいます。 本書では、「だんじり祭」と「認知症対策」という一見全く関係のない二つをつなげることで、地域社会に新たなイノベーションを生み、地域創生に大きく貢献してきた活動の軌跡をたどっています。 伝統行事を利用した地域包括ケアの具体的な取り組み事例から、認知症患者を地域全体でどのようにサポートしていくべきかについてのヒントが得られる一冊です。

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