太宰治の女たち
幻冬舎新書
山川健一
2009年11月30日
幻冬舎
880円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
二十一歳の太宰治が心中を試みた時、相手の女・田部あつみは、死の直前で他の男の名前を叫んだ。それに気づいた彼は、二人を固く結んでいた手首の紐を断ち切って、一人生きのこる。太宰治の小説はすべて、女の嘘から始まったのであり、常に生身の女を描いたものだったー。太宰治の作品と人生、そして、そこに介在し小説のモデルにもなった五人の女たちを紹介しながら、男女の機微をも読み解く画期的な一冊。
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