吉田松陰と久坂玄瑞

高杉晋作、伊藤博文、山県有朋らを輩出した松下村塾の

幻冬舎新書

河合敦

2014年11月30日

幻冬舎

858円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

吉田松陰が松下村塾で指導した期間は二年にも満たない。だが、物置小屋を改造して作った八畳一間の講義室からは、高杉晋作、伊藤博文、山県有朋ら、明治維新をになった多くの若者たちが羽ばたいていった。なぜ松陰は短期間でこれほど多くの偉人を生み出せたのか。その秘密はゼミ方式の実践的な教育スタイルと、己の生死すら度外視した驚異的なアジテーション力にあった。その松陰の妹・文を妻とし、彼の遺志を継いで尊王攘夷に殉じた男・久坂玄瑞。愛憎に満ちた二人の師弟関係を解き明かしながら、維新の礎となった男たちの生涯に迫る。

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