人生を面白くする 本物の教養

幻冬舎新書

出口 治明

2015年9月30日

幻冬舎

990円(税込)

ビジネス・経済・就職 / 人文・思想・社会 / 美容・暮らし・健康・料理 / 新書

教養とは人生における面白いことを増やすためのツールであるとともに、グローバル化したビジネス社会を生き抜くための最強の武器である。その核になるのは、「広く、ある程度深い知識」と、腑に落ちるまで考え抜く力。そのような本物の教養はどうしたら身につけられるのか。六十歳にして戦後初の独立系生保を開業した起業家であり、ビジネス界きっての教養人でもある著者が、読書・人との出会い・旅・語学・情報収集・思考法等々、知的生産の方法のすべてを明かす!

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出口治明の考え方を学ぶ本

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3.8 2023年12月28日

再読3回目。出口治明の考え方を学ぶ本。合理的で分かりやすいので、見習うべきところは多いが、全てを多数の人に当てはめるのは難しい。 時事問題の章は何度も読む価値がある。

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keit

教養と知識は異なる。考えることである。

starstarstarstarstar 5.0 2021年05月30日

教養という言葉を履き違えていたかもしれない。なんでも知っている物知りではなく、自ら考えて、人生を面白くすることに繋げられることが教養があるということだとわかった。 自分で考えようとした結果、知識を吸収する必要や英語を知っておく必要が出てきて、自ずと学びの意欲になるのだと思う。 これらの考え方を中心に、著者の人生観や経験を追体験でき楽しかった。

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本読むマン

(無題)

starstarstar 3.0 2020年12月09日

為になる情報もあれば、少し著者の偏った意見とも感じることも書かれていた。すごく読みやすいので、初心者の方にはおすすめの本。 知識だけでは教養とは言えず、自分で考えることで初めて教養というものが培われる。戦後の日本はアメリカをロールモデルとしていたため、考える力というのはそれほど重要ではなかったが、日本の経済成長が進み現代になるにつれて考える力というもののニーズが高まってきているという部分はとても勉強になった。

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Readeeユーザー

(無題)

-- 2018年01月18日

教養のために我慢しながら古典を読む、私が最もしたくない読書法である。老年期に入った今は出来るだけ我慢したくないし、楽しい時を送りたいと考えている。しかし、教養とは人生における面白い事を増やすツールである、との著者の主張を聞けば、俄然興味が涌こうというものだ。 それでは、人生を2倍面白いものにする「教養」の実態とは何か。著者によれば、知識の多さではない。自分の頭で考える事、だという。そういえば、確かにいるな。どこかの評論家やコメンテーターの言を鵜呑みにして、したり顔で意見を言う輩。こう言うのは、教養とは言わない。そして、教養を身につけるメソッドに著者は、本・人・旅を挙げる。教養は、グローバル化したビジネス社会を生き抜くための最強の武器である、とも説く。いや本書は人生をもっと面白くする上で教養が果たす役割といった啓発本というより、若者がこれからの時代を生き抜く上で身に付けるべき事柄を挙げたハウツー本といったほうがピッタリくるかもしれない。 そもそもが「人生をもっと面白く」したり教養を身につけるといった極めて属人的な事柄をテーマに書籍化できるのであろうか。しかも、自ら執筆することなく取材させてライターに書かせたものを自分の名前の元に出版する。知的活動に対する傲岸不遜さが感じられる。そこにあるのは、結果が全てのビジネスロジックである。 だから、本書で語られる教養は、何の役にも立たないが、個人の生活を豊かにする教養ではない。グローバルビジネス時代に期待される人材像が語られる。かつての高度経済成長時代のガムシャラに目標に突き進む体育会系の人材が、今の時代に通用しないのは明らかだ。今求められているのは、ビジネスチャンスやビジネスモデルを創り出す事のできる人材だ。そのためには自分で考える事が基本だ。また、英語も必須であろう。何のことはない。本書は、1人の人生を豊かにしたり、幸せをもたらしたりといった事を語っているように見えて、実は企業が必要とする人材像を語っていたのだった。 だから、本書中で「子供は社会の宝」と著者が言う言葉にどこか偽善の胡散臭さを感じたのだろう。一見リベラルな主張なようだが、鎧の下に剣が見え隠れしているようにも思える。それは直接税よりも間接税、消費税率アップ論に顕著だ。累進課税による所得の再配分を否定して、相続税100%にするとの著者の主張は、ロジックは通っているが、実現不可能だ。

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