原発と御用学者

土井 淑平

2012年9月15日

三一書房

1,100円(税込)

科学・技術

「原子力マフィア」の一角を占める大学や研究機関から、大量の御用学者が排出されている。本書は明治以来の科学と政治の絡み合いを解きほぐしながら、3・11大惨事のあともなお原発に執念を燃やし、大飯原発の再稼働を手始めに、猛烈な巻き返しを図っている、電力会社をはじめとする原子力産業、並びに、自民党政権から民主党政権に受け継がれた政府・官庁の同伴者たち、すなわち、日本の科学者と政治家の社会的責任を歴史的観点から追及しようとするものである。 序 文 福島第一原発事故から大飯原発再稼働へ 第1章 帝国大学の設立と総力戦下の科学動員 ー 帝国主義科学or植民地科学 第2章 戦時下の原爆製造計画から原子力の平和利用へ ー 湯川秀樹と武谷三男 第3章 戦後の原水爆禁止運動と原子力発電所の建設 ー 中曽根康弘と正力松太郎 第4章 原子力発電・核燃料サイクル・核武装研究 ー 田中角栄と佐藤栄作 第5章 原子力発電を擁護した戦後の科学運動 ー 民主主義科学者協会と日本科学者会議 第6章 そっくりさんの新左翼知識人と旧左翼共産党 ー 吉本隆明と日本共産党 第7章 福島第一原発事故と科学者の社会的責任 ー 科学・技術・倫理・責任 あとがき

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