本居宣長

新装版 人と思想 47

本山 幸彦

2014年9月1日

清水書院

1,100円(税込)

人文・思想・社会

宣長の学問は,若き日の京都で味わった青春の情感をぬきにしては語れない。この情感が平安の和歌,物語の中で確実に追体験されたとき,宣長の「もののあはれ」の思想が生まれた。宣長の古典研究は,厳密な考証の学であったが,それはそのまま彼の思想だった。宣長の学問は人間の情感こそ,人間の真実だという彼の思想を基礎とし,その思想の確認を内に包んで築かれる。宣長が半生涯をかけた『古事記』の研究も,それにほかならなかった。 目次(内容と構成) はじめに 1 青春の人間像    宣長をめぐる環境    幼少年期の宣長    京都遊学 2 宣長学の完成    研究者宣長    市井の人として    宣長学の宣揚    晩年 3 主情主義的人間観の形成    青春の思想    和歌と人間ーー『あしわけをぶね』    「物のあはれ」と王朝社会 4 古道と人間    『古事記』の研究    古道論    古道と真心 5 古道と政治    本居宣長の政治思想    結びにかえてーー本居宣長と学問 あとがき 年譜 参考文献 さくいん

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