キケロー

新装版 人と思想 173

角田 幸彦

2014年9月1日

清水書院

1,100円(税込)

人文・思想・社会

ローマ最大の哲学者キケローはギリシャ哲学をヨーロッパ中世へ伝えた比類のない役割を果たした。彼はホメロス,プラトンと並ぶヨーロッパーヒューマニズムの三大支柱として,その貢献は決定的である。キケローの感化は哲学史の枠を越えて精神史に及び,哲学・文学・社会思想・法・政治の自己表現は彼の発見,彼への感激で支えられている。アウグスティヌス,トマス=アクィナス,ペトラルカ,ヴィーゴ,ヴォルテール,マブレー,J・S・ミルも深甚の影響をキケローから受けている。日本ではキケローとの真の解逅と対話はまだない。 目次(内容と構成) 序文 1 キケローの生涯  一 若きキケロー  二 政務官職の道  三 政務官職の道  四 キケローの追放と帰国  五 キリキアの総督として  六 市民戦争 --カエサルとポンペイウスの激突  七 カエサルの独裁と暗殺そしてキケローの最後 2 キケローの思想  一 国家哲学・法哲学  二 ギリシア哲学との対決  三 きけろーの哲学的形成 懐疑主義と教説(定説)主義の狭間  四 歴史家としてのキケロー  五 弁論と哲学の結合を目指して  六 キケローとヨーロッパ精神史  七 日本におけるキケローの重要性 あとがき 年譜 参考文献 さくいん

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