俠の歴史 日本編 下

大石学

2020年8月11日

清水書院

1,870円(税込)

人文・思想・社会

士は己を知る者のために死す、「俠」とは、おとこ気。おとこだて、いさみはだの女。儀に富み強気をくじき弱気きを助ける勇者のこと。 歴史上無数にいる「俠者」から「これぞ」という生き方や死に様をした人物を精選して掲載。清水書院の歴史シリーズ『悪の歴史』の姉妹編登場! 佐倉惣五郎、幡随院長兵衛、大石内蔵助、坂本龍馬、土方歳三、与謝野晶子等々、日本人の魂を揺さぶり続けている俠気の男と女。悲劇的な最期を予感しながらも一途にその身命を賭して生きた姿を活写する一編。 目次(内容と構成) はしがき─大石 学 3 国県名対照地図 12 明智光秀 二人の天下人に背いた「俠」の論理─小川 雄 16 ヴァリニャーノ 「俠」の心をもって日本での布教を進める─ヘンドリッキ・リンデラウフ 28 高山右近 権力者に屈せず、信仰を貫いたキリシタン武将─下川雅弘 40 幡随院長兵衛 「俠」「俠客」イメージの原型、「町奴」「かぶき者」─大石 学 52 佐倉惣五郎 社会的弱者を捨ておけず、自らと家族の「命」を犠牲に─大石 学 60 柳沢吉保 「俠気」の人? 迎合しない人、慎みの人─福留真紀 74 大石内蔵助 「忠義の士」たちを統制して目的を達成したリーダー─佐藤麻里 86 近松門左衛門 「義理人情」の葛藤を描いた文豪─篠原杏奈 100 日本左衛門 実在した大盗賊の「俠」、人品剛健の知能犯─大石 学 112 川崎平右衛門 災害対応と復興にかけた生涯─大石 学 122 葛飾北斎 画業に生涯を捧げた浮世絵師─竹村 誠 130 江川英龍 領民の生活安定に努め、幕府には海防問題の建議書─小柳はる香 142 島津斉彬 お由羅を悪女に仕立てた「御賢良なる君」─佐藤宏之 156 吉田松陰 幕末の混沌とした時代、生涯を通じて至誠に尽くす─工藤航平 168 坂本龍馬 幕臣から「真の大丈夫」と評された男─三浦夏樹 182 篤姫と皇女和宮 婚家存続のために尽力した「外交」と「内政」─大石 学 196 大奥御年寄 瀧山 将軍の人事も握る幕末のキャリアウーマン─正木理恵 210 河井継之助 幕末の動乱を駆け抜けた徳川の世の「模範生」─行田健晃 226 小栗上野介忠順  忖度なしの直言居士、非業の死と埋もれた功績─小嶋 圭 242 土方歳三 「鬼の副長」「滅びの美学」からの解放─三野行徳 256 江藤新平 明治日本の功臣で「商鞅」と評された男─門松秀樹 272 板垣退助 戊辰戦争の英雄から自由民権運動の指導者へ─望月良親 286 中江兆民 「民」のために議員辞職した「東洋のルソー」─小正展也 298 津田梅子 女子教育開拓に生涯を捧げた信念の人─安田寛子 310 与謝野晶子 「個人尊重」と「愛国」の思想─三村昌司 324 高橋是清 国民の盾となり、国民に殉じた男─落合 功 336 石原莞爾 特異な謀士の見せた人情派指揮官像─花岡敬太郎 350 執筆者略歴 360

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