悲嘆とケアの神話論

須佐之男と大国主

鎌田 東二

2023年5月18日

春秋社

2,420円(税込)

人文・思想・社会

記紀神話などに見られる神々の物語と悲哀を、詩と学術を切り結ぶ構成において豊穣に伝える。須佐之男の流浪と大国主の「国譲り」。引き裂かれ呻吟する神々の歌を、現在の絶望の危機において受け継ぎ、ケア論の未来をも展望する、宗教学の碩学による渾身の書。 序章 須佐之男のおらびーースサノヲとディオニュソス 第1章 日本神話詩  開放譚 スサノヲの叫び  大国主 なぜこれほどの重荷を背負わなければならないのか?  流浪譚 ヤマトタケルの悲しみ  国生国滅譚 イザナミの呪い 第2章 世界神話詩  オルフェウス1  オルフェウス2  ノア  最終の言葉  デルフォイの夢 第3章 悲嘆の神話詩  歎きの城  戸口  海月なす漂へる国  生命の樹  神剣  出雲鳥兜  妹の力  小女始源  秘密漏洩  難破船 結章 受苦と癒しの大国主ーー痛みとケアの神としての大国主神 初出一覧 2つのあとがき

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