グノーシス主義の思想
〈父〉というフィクション
大田俊寛
2009年11月30日
春秋社(千代田区)
2,750円(税込)
人文・思想・社会
伝統や権威に反逆するもうひとつの“知”のかたちとして、心理学者ユングやポストモダンの思想家など、多くの知識人を魅了してきたグノーシス主義。しかし彼らの理解は、おのれの空想や独善を仮託した蜃気楼にすぎなかった。虚妄の解釈を排して、歴史の流れを大胆につかみ、テキストを細心に読み解くとき、“父なる神”の真の姿を求めて進化したグノーシス主義の発展と崩壊の軌跡がはじめて明らかになる。
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