半九郎闇日記(下)
春陽文庫
角田喜久雄
1990年11月30日
春陽堂書店
660円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
大江戸を震え上がらせる怪事件、元禄の世の赤穂浪士大石内蔵助一党が、14年後の江戸にふたたび出現したのだ。播州浅野家文書『将監闇日記』の秘めた謎とは何か?浅草蔵前河岸の大店『松前屋』の土蔵屋敷に、八丁堀同心水木半九郎の美しい新妻お柳は誘拐され、閉じ込められていた。いわくありげな松前屋のあるじ本蔵こそ、かつて“お役者小僧”と異名をとった悪党で、遊び人の義弟平吉ともども『闇日記』をねらっていた。大川とつながる水門をくぐってお柳救出に現れたのは、竜宮城から来た於免姫の従者亀吉であった。しかし、松前屋本蔵の罠にかかり、お柳と亀吉は捕らえられてしまった。-お柳の実父、お奉行大岡越前守忠相の命による鬼同心水木半九郎の胸のすく活躍は。
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