
春風まぼろし谷(上)
春陽文庫
角田喜久雄
1990年9月1日
春陽堂書店
576円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
武家の娘ながら天涯孤独の信乃は、世話する人の親切を受けてさる屋敷へ奉公に上がったが、奇妙な屋敷だった。主は笠松半太夫というが、その素姓を知る者はだれもなかった。信乃は老女滝江の愛猫の逃げるのを追ううち禁制の離れの森の中へと入り、そこで三人の武士によって古井戸へ斬り落とされる哀れな女の最期を目撃してしまった。あわてて駆け戻った信乃は不覚にも櫛を落としていた。老女から厳しい追及される苦境を救ってくれたの同僚のお仙であった。屋敷を逃がれたが、捕らわれて土牢へと投げ込まれた信乃の助けを求める血書を入書したのは、神宮司隼人なる浪人体の武士と少年かわうその正太であった。笠松半太夫の悪計とは、そして、甲州まぼろし谷の霧姫とは。-一大伝奇時代絵巻。
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