虹に立つ侍

春陽文庫

角田喜久雄

1988年8月1日

春陽堂書店

576円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

信濃国伊那谷は杖突峠の頂で、驟雨にでも遭ったのか、まるで虹を背負うように突っ立つ素っ裸に下帯一本という格好の若い浪人者に、鳥追い笠の旅の女芸人お妻が声を投げた。浪人の名は羽鳥重四郎という。許婚者千鳥の消息を尋ねて高遠を目指していたが、高遠藩士に追われて一人の女が山中に斬殺されるところへ二人は通り合わせた。殺されたその女は高遠藩の御側御用掛田川十内の娘浪路の命を受けて、江戸へと急ぐ密使であった。高遠藩には“猿屋敷”と呼ばれるものがあり、その名を口にすることは御禁制という。その秘密にひかれて城下に姿を現した羽鳥重四郎は城内に導かれて、美しい側室お蘭ノ方に拝謁した。

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