傍若無人剣新装

春陽文庫

南條範夫

1998年10月31日

春陽堂書店

594円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

時は天正、太閤秀吉の小田原攻めも間近いある日、加賀前田家の太守利家の甥・慶二郎利太は安江神社の拝殿前に手を合わせていた。「利長ごときぼんくらが跡継ぎでは、前田家の武運はおぼつかない」と。剣は無双、源氏・伊勢の秘伝を受け、和歌・能楽のたしなみも深い文武両道を究めた一門の美青年ーが、どっこいこの利太、短気・わがまま・傍若無人、女好き・酒好き・博徒も嫌いではなく、怠け者で仕事嫌い。だから世の中面白い。慶二郎の初恋の女性、利家の三女おまあは今は秀吉の側室加賀の局。「猿めはわたしの恋敵」が口癖のこの男が、わが道をいかんと『前田慶二郎、本日をもって前田利家以下前田藩各士に暇をつかわすものなり』と、名馬松風にうち乗り北陸道へと向かったのだが…。

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