若さま秘殺帳

春陽文庫

颯手達治

1994年7月31日

春陽堂書店

639円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

江戸大川端は仙台堀に面した今川町と隣り合った佐賀町の裏長屋「幸助店」に、俳諧師の蛙十内の口利きで住むことになったのは、ご存じ“すずめの若さま”こと佃紋十郎であった。同じその長屋に住む大工の浅吉は、仲間の時造が大川の百本杭に浮かんでいたことに、河童の川流れの喩えはあるにしても、房州生まれのこの男の怪死に疑問を抱くことになった。浅吉を助けて、若さま紋十郎・十内・権造、そして芸者の小巻姐さんらの活躍が始まった。針のひと突きで人を斃す秘法“雨露利”を駆使する悪の一党とは。さらに、豪商札差の万石屋宇衛門の企みとは…。謎は謎を呼んで、若さまの周辺には不気味な霧が渦巻く。-仙台伊達家をめぐる騒動を、若さま佃紋十郎の正義の剣ははたしていかに裁くか。

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