江戸の風来坊

春陽文庫

江崎俊平

1993年1月25日

春陽堂書店

555円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

江戸の盛り場両国で、きんちゃく切りのはやぶさの吉五郎が、商人の懐中を抜きとった。そして、追われて逃げる途中、その財布をふらりと花のお江戸へやって来た、通りがかりの年のころ二十二、二十三の色白の美男風来坊ざむらい、青空雲太郎の懐へ投げ込んでいった。その財布の中に入っていた、なにやらいわくありげな絵図面を、雲太郎は預かることにしたが、その絵図面を、執拗にねらう怪しの黒頭巾の一党に襲われるはめに陥ってしまったのだった。常磐津師匠文字常を表看板とする、女すりのお連は、雲太郎の世話やくうちに、しっかりと男らしい、この美男ざむらいに魅かれていった。美濃大垣十万石、戸田釆女正の次男坊、光二郎君の行方を捜して、江戸へ出てきた忠臣瀬田沼主人の娘奈美は、雲太郎出会って驚いた…。

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