若さま恋慕剣

春陽文庫

左近隆

1995年9月30日

春陽堂書店

471円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

浅草界隈で評判の駒形の薬舗『白菊堂』の看板娘おみつは、五ツ(午後八時)を過ぎてはいたが顧客先へ注文の品を届けての帰り道で、新興宗教『大様教』の三人連れに絡まれて、昔取った杵柄の柔で対したが敵せず、窮地に陥っていた。そのおみつを救ってくれたのは、黒木綿の紋服に小倉袴、紫木綿の風呂敷包みを背負った、いかにもいま田舎から出てきたばかりといった格好の若侍であった。が、どこか品のあるやさしげなその若侍に、おみつは一目惚れしていた。磐城国の立花小平太と名乗ったその若侍は、亡父の仇を討つべく上京したのだった。実は、磐城平十二万石鳥居家ではその存続を巡って内紛が起きていた。

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