宮大工の人育て
木も人も「癖」があるから面白い
祥伝社新書
菊池恭二
2008年4月5日
祥伝社
836円(税込)
科学・技術 / 新書
著者は法隆寺の鬼と呼ばれた、故西岡常一棟梁の下で、薬師寺金堂、西塔の建立に携わりながら、宮大工の修業を積む。西岡棟梁の身の回りの世話を約六年間続け、社寺建築の技法、棟梁としての仕事の差配、人の育て方など、多くのことを貪欲に吸収する。そこで学んだ人を育てる要諦は「教えない」ことである。手取り足取り教えるのではなく、「なぜ、こうなるのだろう?」と、弟子がわかりたいとウズウズしてくるのを「待つ」ことが大事なのだ。覚えの早い子と遅い子がいるように、人にも木と同じく「癖」がある。その癖を生かしながら人を育て、使うことが名棟梁の条件であり、その知恵は、現代の日本人にも多くのことを教えてくれる。
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