「教育七五三」の現場から

高校で7割、中学で5割、小学校で3割が落ちこぼれ

祥伝社新書

滝井宏臣

2008年7月31日

祥伝社

858円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

今や世界最低の教育水準と家庭環境の中で、子どもたちは学んでいる。急速に進行する学力低下は、朝ごはんを食べない、夜寝ないなどの「生活力」がなくなっているのが原因だ。親からは容易に窺い知れない学校という密室で、今、何が起こっているのか。ジャーナリストの著者は、息子の通う小学校を通して教育現場の諸問題と向き合ってきた。そして全国の学校、教育関係者を訪ね、現場の声を聞いた。学力向上へ向けた各地の取り組みを取材し、希望の芽が育っていることも知った。いまだ失われていない子どもたちの、学びたいという気持ちをどう育てていくか。本書の中には、そのヒントがたっぷりと詰まっている。

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Readeeユーザー

(無題)

-- 2017年06月26日

この商品について 内容紹介 今、子供たちの世界はどうなっているのでしょう。学力の低下が嘆かれていますが、教育現場は想像を絶する惨状です。小学校では、一桁の足し算ができない3年生、四つんばいで教室に入る子、まともに椅子に坐っていられない子など、問題が山積。朝ごはんを食べない子を調査していくと、学力低下は生きる力の低下であり、その8割は生活習慣の問題であることがわかります。 経済力と学力との関係も大きな問題。小学生の場合、年収300万以下の家の子の算数の平均点は31点。年収1200万だと68点になることが文科省の調査にあります。テレビを一日6時間見る小学生は50%いますが、年にすると2200時間。これに対して小学校の年間授業数はわずかに945時間しかありません。 「ふたこぶらくだ」という言葉があり、これは小中学生のテストの点数が80点の山と30点の山の二つに割れることをいいます。できる子とできない子の二つに分かれてしまっているのです。 育ちそびれ、勉強についていけなくなった子供たちは今や多数派。彼らをどうケアし、いかに学ばせるか。さまざまな取り組みが各地で行なわれています。効果を上げているものも多々あり、子供たちを生き生きと伸ばしていこうとする人々の姿も伝えます。 内容(「BOOK」データベースより) 今や世界最低の教育水準と家庭環境の中で、子どもたちは学んでいる。急速に進行する学力低下は、朝ごはんを食べない、夜寝ないなどの「生活力」がなくなっているのが原因だ。親からは容易に窺い知れない学校という密室で、今、何が起こっているのか。ジャーナリストの著者は、息子の通う小学校を通して教育現場の諸問題と向き合ってきた。そして全国の学校、教育関係者を訪ね、現場の声を聞いた。学力向上へ向けた各地の取り組みを取材し、希望の芽が育っていることも知った。いまだ失われていない子どもたちの、学びたいという気持ちをどう育てていくか。本書の中には、そのヒントがたっぷりと詰まっている。 著者について ジャーナリスト。【現代文明の転換】をテーマに数多くの現場報告をこなす。著書に「人体ビジネス」(岩波書店)「農のある人生」(中公新書)など。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 瀧井/宏臣 1958年、東京生まれ。早稲田大学政経学部卒業。NHK社会部記者として活躍。退社後は国際協力活動を経てフリージャーナリストとなり、現代社会の諸問題を取材し、数多くのルポを発表してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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