城ヶ島殺人旅情
Non novel
斎藤栄
1989年6月1日
祥伝社
768円(税込)
小説・エッセイ / 新書
小早川警視正は、リピーターによる政界汚職事件の鍵を握る人物で、代議士秘書の伊藤明の行方を追っていた。が、伊藤は心中死体となって発見され、捜査は暗礁に乗り上げた。一方、夏木梨香は親友の河井安里から、彼女と城ケ島でデートの約束をしたまま失踪した恋人友野主計の行方を探してほしいと依頼された。手掛かりは友野が残した、〈みすたくまか〉という謎の言葉。だが、その直後、安里は絞殺死体となって発見された。誰が、なぜ、彼女を殺したのか?小早川は、暗号マニアの友野が愛読していた北原白秋の詩〈片恋〉をヒントに〈みすたくまか〉の解読に挑むが…。政界汚職・伊藤の心中死に、友野失踪・安里絞撮事件の関連は?やがて事件は意外な展開を見せ始めた…。ミステリーの名手が贈る小早川警視正シリーズ第5弾。
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