地獄街道

月夜に待つ女

ノン・ポシェット

笹沢左保

1990年7月1日

祥伝社

607円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

その渡世人は、一人の女を捜していた。傷んだ三度笠と埃にまみれた道中合羽、長脇差の鞘の鉄鐺が錆びていた。月代がだいぶ伸びていたが、髷の後ろに刺した平打ちの銀簪が人目をひいた。喧嘩剣法でその名が知られた武州無宿・小仏の新三郎であった。捜し求める女は“武州深谷生まれのお染”-心臓病みの新三郎が発作で街道端に倒れていた時、通りすがりに2両と銀簪を施してくれた女であった…。関八州の街道に、明日をも知れぬ男の非情なまでの剣を描く傑作時代小説。

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